室本地区 皇太子神社秋季大祭
観音寺市内最北部にある室本地区。
毎年10月第4週末の開催で、西讃の秋祭りを締めくくる。
(撮影日:平成21年10月24,25日)




皇太子神社は、江甫草山(つくもやま)のふもとにあります。
江甫草山には戦国時代に九十九(つくも)城が築かれており、
四国を統一した長宗我部氏に攻め落とされるまでこの地を細川氏が支配していました。

現在でもその石垣跡などの史跡が山中に残されています。
ちなみに長宗我部元親は今、イケメン(?)戦国大名として有名になっています。



土曜日の夕方。町内を運行したちょうさが室本公民館前の広場に帰ってきました。
奥の大きなちょうさが室本太鼓。既に電飾が取り付けられ夜の運行に備えています。
終始、観音寺地区の「三架橋パターン」の太鼓が叩かれており、
近隣でもあることから何か由来があるかもしれません。



その横に室二(北条・大横)子供ちょうさ。手前が上条子供ちょうさ。
西条子供ちょうさは今年お休みしています。



18時30分頃、全てのちょうさが室本港に集まりました。




子供ちょうさの差上げが始まりました。



左が上条、右が室二子供ちょうさです。



差上げが終わり、室本太鼓に続いて子供ちょうさも町内運行を続けます。



これから県道を通り、歩道橋方面に向かいますが、
実は、この歩道橋からのちょうさがひとつの見どころでもあります。



歩道橋から見ると遠くから室本太鼓を筆頭に子供ちょうさがついて来ています。




ちょうさが歩道橋に差し掛かると、なんとこの至近距離で真上からちょうさを見ることが出来ます。





初日最後は室二子供ちょうさの後ろについて歩きました。
すると、御花を頂いた全ての家にサイタで御礼をしています。
たまたま通り過ぎていたら、わざわざ戻ってくる徹底ぶり。
最後に元気よく、「せーの、ありがとうございました」とお辞儀。

他のちょうさも同様に御礼をしているらしく、
ここまで丁寧で礼儀正しい祭りは珍しい。



最終日



最終日は、午後から御神輿行列に続いて、
昨日同様に歩道橋を通過し、室本新田方面にある御旅所へ向かいます。





さて、御旅所に到着しました。



これから差上げを行います。



ち〜〜んの〜

さいよ〜


お見事!上がりました。
よっさい!よっさい!



もう1回!





差上げて、放り投げです。

西讃地方の秋祭りを締めくくる室本ちょうさ祭り。
毎週続いたちょうさ祭りもこれでおしまい。
礼儀正しく運行される姿や、差上げ・放り投げの見納めに、
ぜひ室本ちょうさ祭りへお越し下さい。


◆開催日程◆
10月第4週末
土曜日:町内運行
    夜に室本港で子供ちょうさの差上げ

日曜日:町内運行
    午後より御旅所で差上げ

※毎年の開催日は事前にご確認下さい。